こんにちは、「家族と資産づくりログ」管理人の3児のパパです。
2025年8月2日、世界的投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが、2025年4〜6月期の決算を発表しました。注目されたのは、約4400億円分の株式売却という事実です。
これは、株式の「売り越し」が11四半期連続で続いていることを意味しており、多くの投資家にとって重要なサインとも言えます。
🔍 株式の売り越しってなに?
「売り越し」とは、ある期間において、株の「売却額」が「購入額」を上回る状態のことをいいます。たとえば、バークシャーはこの3カ月間で約69億ドル分の株を売り、39億ドル分しか買っていません。つまり、約30億ドル(約4400億円)の売り越しです。
💡 バフェット氏はなぜ売り越したのか? その背景を解説
バークシャーが株を売る背景には、いくつかの理由が考えられます。
- 利益確定のタイミングだった
- 市場の不透明さ(相互関税や地政学リスク)に備えるため
- もっと魅力的な投資先を探す準備かもしれない
実際に、2024年には保有していたアップル株を段階的に25%減らしたり、バンク・オブ・アメリカ株、BYD(中国のEV企業)の株も継続して売却しています。
🧾 バフェット氏率いるバークシャーの現在の資産状況
気になるのは、その後の資金の行方です。
- 現金や米国の短期債などの待機資金は3440億ドルを超え、依然として高水準。
- 自社株買いも行っておらず、慎重な姿勢がうかがえます。
一方で、純利益は59%減となりましたが、これは保有株の価格変動が損益にそのまま影響する米会計ルールによるもので、本質的な業績悪化とは異なります。
👨👩👧👦 私たち家族の資産づくりにどう関係あるの?
バフェット氏の投資判断は、世界中の投資家が参考にする重要な指標です。
バークシャーのような「長期投資家」が株を売っているということは、「今は買い場ではない」「慎重になるべき時期」と読み取ることもできます。
とはいえ、すぐに売ったり買ったりする必要はありません。大切なのは次の3つです。
🔹 焦って動かないこと
🔹 現金や投資信託のバランスを見直すこと
🔹 今後の投資機会に備えて知識を深めておくこと
📝 編集後記:投資の一流プレーヤー バフェット氏から学ぶ「待つ力」
バフェットが示した「静の戦略」は、家族で資産づくりをするうえでも大きなヒントになります。
無理にリスクを取らず、「今は動かず、チャンスを待つ」という選択も立派な資産運用の一手。わが家も焦らず、長期的に資産を育てていく姿勢を大切にしたいと改めて感じました。

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